TOP掲載美術館・博物館一覧

グーグルマップで国立西洋美術館めぐり
聖アントニウスの誘惑

スポンサードリンク

画像の右下の「-」をクリックし、画像を縮小 ⇒ 画面をスクロールし、行きたい場所にカーソル(方向マーク)をもっていき、クリック
(元の画面に戻る:「F5キ-」押下)

作者 アンリ・ファンタン=ラトゥール
1836-1904
フランス
作品名 聖アントニウスの誘惑
製作年  
大きさ 63.5 x 83.5

 ファンタン=ラトゥールの構想画は、豊饒な色彩と動勢に満ちた筆致で制作されている。本作品は、画家自身より「想像力のもくろみ」と呼ばれたそのような傾向の作品の中では比較的初期のものと推定され、彼がルーヴル美術館で研究した、ティツィアーノやヴェロネーゼ、ルーベンス、ワトーなどの影響を窺うことができよう。
 この作品では悪魔たちは舞い踊る美女の群れに姿をかえて聖者を取り巻き、あるものは官能の美酒を唇におしつけ、あるものは全裸の姿態をくねらせる。それに対して聖者は天の方に眸をあげ、神に救いを求めている。
(出典 国立西洋美術館ホームページ)