TOP掲載美術館・博物館一覧

グーグルマップで国立西洋美術館めぐり
マリ=アンリエット=ベルトレ・ド・プルヌフ夫人の肖像

スポンサードリンク

画像の右下の「-」をクリックし、画像を縮小 ⇒ 画面をスクロールし、行きたい場所にカーソル(方向マーク)をもっていき、クリック
(元の画面に戻る:「F5キ-」押下)

作者 ジャン=マルク・ナティエ
1685年 - 1766年
フランス
作品名 マリ=アンリエット=ベルトレ・ド・プルヌフ夫人の肖像
製作年 1739年
大きさ 101.8 x 82.8 cm

 ナティエはニコラ・ド・ラルジリエールの影響を受けて、宮廷の貴婦人たちを神話の中の人物の姿を借りて描くというフォンテーヌブロー派の伝統を復活させた。彼はこの種の肖像画を多数制作したが、それはその典型的な作例の一つであり、ここではモデルを川ないし泉の精に擬して描いている。こうした優美な描写は、その銀灰色に煙るような色彩とあいまって、女性の肖像画家としてのナティエの資質を垣間見せているが、一方では行き過ぎた理想化に対して当時から批判もあり、彼の晩年には既に、時代の趣味とはかけ離れたものとなっていた。
(出典 国立西洋美術館ホームページ)