印象派の主要な画家であるクロード・モネ(1840-1926)は、パリで生まれ、幼少期をセーヌ河口の港町オンフルールで過ごしました。 そこで海景画家ブーダンに出会い影響を受けたモネは、パリで画家への道を踏み出します。
パリに出てから、シスレー、ルノワール、ピサロなどの仲間と知り合い、ともに印象派のグループを結成し、自然の外光の描写を追求しました。
この「睡蓮」は、画面全体が水面のみで占められています。 明るい色彩で丹念に描きこまれた画面からは、太陽の光、木や葉の影の反射、風による水面のさざなみなど、
時々刻々と変化し続ける水面のようすが伝わってきます。
(出典 大原美術館ホームページ)
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