ギュスターヴ・クールベ(1819~77)はフランス、スイス国境に近いオルナン村の生れ。家が地主で裕福だったが、父親の反対を押し切って画家になる決意をし、20歳でパリに出る。1871年にパリ・コミューンの議員に選ばれるがヴァンドーム広場の破壊に関与したことで投獄されていた。釈放後にオルナンに戻っていたことになる。そして翌1873年スイスに亡命した。
年代的には『馬小屋』が描かれたのはスイス亡命前後の時期にあたる。一般庶民の労働する姿、日常的な仕事の情景などを緻密に描いている。この辺にも反権力への思い入れがでているのかも
しれない。
(出典 私の好きなミステリと海外旅行ホームページ)
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